2022.02.08
環境配慮型の原料についての知識を深めてみませんか?CNF活用に関する技術資料を公開
CNFの熱分解特性に関するデータなどを公開
弊社のお取引先企業である株式会社スギノマシン(以下、スギノマシン)は、自然由来のセルロースを原料としたナノファイバー「BiNFi-s」を開発・販売していますが今回、熱分解特性やセラミックスバインダーなどへの応用に向けた実験データを、技術資料(テクニカルレポート)として公開しました。
日常のさまざまなものに使用する「セラミックス」は、原料粒子を焼き固めて作製されており、製造工程では接着剤として「バインダー」を使用しています。「セラミックス」の製造には欠かせないものである一方で、「バインダー」除去の際には多量の熱エネルギーが必要なほか、二酸化炭素の発生、炭が残るといった問題もあります。
そこでスギノマシンは、「バインダー」の代替材料として、植物由来のセルロースナノファイバー(以下、CNF)を活用。今回公開した技術資料では、代替材料のCNFの「熱重量変化」と、「示差熱分析」の実験結果がまとめられており、焼結工程が発生するバインダーの代替材料として活用を検討した際に、有効なデータとして参考にできます。

ナノファイバー専門の技術者に相談可能なサービスも提供
同CNFは強度を向上させながら樹脂の使用量を削減、環境負荷の低い商品を造るための素材として注目されてきています。上記の実験は富山県新世紀産業機構の推進事業で、富山県産業技術研究開発センターと共同で実施したもので、同技術資料はスギノマシンのWebサイトからダウンロードが可能です。
またスギノマシンは、ナノファイバー専門の技術者に相談可能なサービス「ナノファイバーなんでも技術相談室」も提供。1月26日から1月28日にかけては同CNFを、東京ビッグサイトで開催されるナノテクノロジーの総合展示会「nano tech 2022」にも出展しました。
▼外部リンク
株式会社スギノマシン プレスリリース
https://www.sugino.com/soshiki/1/news220125.html
■職務内容:独自の技術を持つ設備製造メーカーの本社で経理・財務・会計の実務全般を担当いただきます。
【具体的には】
・グローバル な視点での産業財産権の管理
(「特許権」「実用新案権」「商標権」「著作権」など)
・技術の保存や有効利用などの推進
(社内で蓄積した知識や経験を全社的に共有し、競争力を更に深化させる)
・海外関係会社を含む企業法務に関する支援
(契約・取引法務、機関法務・組織法務、コンプライアンスなど)
■雇用形態:正社員
■想定年収:400万円~550万円
■採用条件:専門学校卒業以上、法務、知財の実務経験
■勤務地:富山県魚津市
■転勤の有無:無し
■休日休暇:週休2日(土日 社内カレンダー) 年末年始 夏期休暇 有給休暇(半年経過後、10~20日/年)※年間休日117日
■詳細はこちら https://rs-toyama.net/job/detail/18/29813
※2022年2月現在の内容になります。