転職成功者インタビュー

株式会社北陸銀行
川野朋実さん(仮名・情報システム担当) 40歳

システム開発に携わった16年の経験で地方銀行のDX推進に取り組む。

大学院を卒業後、東京のシステム開発会社でSEとして16年間働いてきた川野さん。やりがいを持って仕事に向き合い、順調にキャリアを積んできたが、コロナ禍の自粛期間が気持ちに変化をもたらした。

外出せず、人に会う機会もなく、部屋にひとりで居る日々のなかで湧き上がってきたのは、ふるさと富山へのUターンという選択肢だった。

そして転職活動を通じて出会ったのは、DXを推進していくための人材を求めていた北陸銀行。自分の経験を活かして働ける場所を見つけ、地元に戻る決断をした川野さんの転職ストーリーを伺った。

※本記事の内容は、2023年11月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで106日間

転職前

業種
IT企業
職種
システムエンジニア
業務内容
Webシステムの開発・導入・保守(プロジェクトの管理、システム設計書作成など)

転職後

業種
金融業
職種
情報システム担当
業務内容
行内業務のDX化の推進、生成AIの行内導入検討(ベンダー選定、行員への教育)

「私が居るべき場所はどこなのか」自分の気持ちに向き合った自粛期間。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

北陸銀行のシステム統括部に所属して、DXを推進する仕事を担当しています。ChatGPTの導入の可能性を探ったり、ベンダーとやりとりをしてトライアルをやってみたり、という内容です。

DXのプロジェクトチームは本店の各部署からメンバーが集まっており、私が中心になってまとめながら取り組んでいます。ChatGPTを仕事で使うのは初めてなので、新鮮な感覚で取り組んでいます。

入社前のご経歴を教えてください。

大学院は化学科で、研究職に就く卒業生が多いなか、「これからはITの時代になるし、研究職よりいろいろな業界を見られる」と考えて東京のシステム開発会社に入社し、SEとして16年間勤務しました。

いわゆる上流工程を担当していた会社だったので、お客様と要件を打ち合わせて、それに基づいて設計書を起こすという役割です。

流通系のお客様が多く、プロジェクトの規模によりますが、マネージャーやリーダーを務めていました。

転職のきっかけは?

仕事自体はやりがいもあって、特に問題はなかったのですが、コロナ禍にずっと自分の部屋にこもってテレワークをしていた時に、「東京に居る意味があるのかな」という思いになったのがきっかけです。

間もなく40歳になるというタイミングで、「私はこのまま東京に居るのか、それとも富山に帰ろうか」と考えるようになりました。

しばらく迷っていたのですが、転職がどんな感じかも分からないので「とりあえず転職活動をしてみよう」と思い動き始めました。

転職活動はどのように進めましたか?

インターネットで「富山 Uターン 転職」で検索して出てきたリージョナルキャリア富山(運営会社:株式会社エンリージョン)にエントリーしました。

エントリー後すぐに担当コンサルタントの腰本さんから連絡があり、翌週に面談をして経歴や希望職種をお伝えしました。

この年齢から新しいことをするというよりは、ずっとやってきたSE関連の仕事に就きたいということを話しました。すごく親身になって対応してもらい、結局、利用した転職支援会社はリージョナルキャリア富山のみでした。

今の会社に決めたポイントは?

富山の場合、システム開発系の会社だと前職とは持ち場が違って経験を活かすのが難しそうだったので、職種を社内SEに絞ったところ、3社から内定をいただきました。

そのうち北陸銀行は新しい発想を持っており、その中でDXを進めていきたいという話を聞いて、「面白いな」と思いました。

前職では銀行と関わったことがなかったので「銀行のことが分からないけれどいいのでしょうか」と質問したら、「逆にそこを強みと思って別の目線から意見してほしい、新しい風を入れてほしい」と期待してもらえたので、北陸銀行に決めました。

実は内定後も東京に残るか、富山に帰るか、日々気持ちが揺れて悩んでいたのですが、富山で私が本当に働きたい会社がたくさんある訳ではないし、5年後に帰りたいと思ったとしても、その時に枠はないかもしれない。最終的には、転職してもしダメだったら東京に戻ることもできるし富山でやってみよう、と決断しました。

東京から友人が遊びに来てくれるので、案内しつつ自分も富山を満喫。

転職していかがですか?

システム統括部は本店とは別の場所のオフィスですが、系列のソフトウェア会社と同じフロアにデスクがあるので、雰囲気としては前職と大きくは変わらない環境で仕事をしています。

本店に行って仕事をするときもあるのですが、そのときは銀行ならではの整った雰囲気を感じますね。

転職して良かったと思うことは?

仕事で疲れやストレスを感じたとしても、すぐ忘れられるようになりました。東京では仕事に追われ、通勤も満員電車で心身ともに余裕がなく、家に帰るとぐったり疲れていましたが、いまはすぐ切り替えができますし、いつも前向きな気持ちで朝を迎えられています。

私の実家は富山の中でも田舎で、Uターンを決めたときは「生活できるかな」と不安がありましたが、むしろそれがストレス解消につながっており、戻ってきて良かったと思っています。

困っていることや課題はありますか?

銀行は積み重ねてきた歴史もあり、新しい発想をすぐに取り入れるという社風ではないので、そこをどうやって意識を変えてもらうか、新しいものを受け入れてもらうためにはしっかりとした説得力が必要だなと思っています。

生活面の変化はありましたか?

やはり通勤スタイルの変化は大きいです。電車通勤から車通勤になり、人混みにさらされなくなって通勤ストレスが無くなったなと思います。

あとは、東京の友人が富山へ遊びに来てくれるので、魚料理がおいしいお店に連れて行ったり、立山に行ったりして富山の魅力を再発見して満喫しています。プライベート時間はすごく充実していますね。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

妥協しないことは大切だと思いますし、あまり自分を良く見せ過ぎない方が入社してから辛くないと思います。自分を作り上げて何でもできると思われたら、入社してからお互いが不幸になると思うんです。

私は面接の際には、自分にどういうことを期待しているのか、どういうところに配属されるのか、ということを質問しました。しっかり話を聞いて、疑問を解消することが大切だと思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
腰本 延由

初めて面談でお会いした時の「東京に居る意味あるのかな?」という言葉がとても印象に残っています。まさに人生のターニングポイントとなるタイミングでのご相談で、納得のいく決断をしていただきたいと強く思いました。

川野さんは東京で責任のある仕事に就かれていたため、富山に帰ってきても同じように仕事にやりがいをもって取り組める企業をご紹介できるのか、「転職支援会社としての力量が試される」と力が入ったことを覚えています。

新卒入社した会社からの初めての転職活動ということもあり、いろいろとご不安もあったかと思いますが、川野さんのお気持ちやペースを尊重する形での支援を心掛けました。

Uターン後の富山での生活を満喫されているとのこと、とても嬉しく思います。これからもご活躍を期待しています。

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