転職成功者インタビュー

北電情報システムサービス株式会社
岡沢綾乃さん(仮名・システムエンジニア) 33歳

子育てのため、ワークライフバランスとキャリアが両立できるUターン転職に成功!

東京のシステムベンダーでシステムエンジニアとして働いていた岡沢さんは、子どもが生まれたことで、「両親がいる地元・富山で安心して子育てをしながら仕事をしたい」と考えるようになった。

転職活動においては、「富山には自分のキャリアを活かせる職場は無いのではないか」と不安に思っていた岡沢さんにとって、コンサルタントからの「そんなことはないですよ」との言葉が心強かったという。

「親が近くにいるという安心感によって私が精神的に安定していることが、家庭や子育て、仕事にとっても良い影響があるのだと思っています」と話す岡沢さん。キャリアアップへの意欲も抱きながら、充実した毎日を送っている岡沢さんのUターン転職体験談を紹介する。

※本記事の内容は、2023年3月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
2回
活動期間
エントリーから内定まで50日間

転職前

業種
情報通信業
職種
システムエンジニア
業務内容
システム開発(要件定義から設計、構築、リリース、保守まで)

転職後

業種
情報通信業
職種
システムエンジニア
業務内容
システム開発(要件定義などの上流工程)

夫の転職成功で富山へUターンすることに。それに合わせて自分も転職へ。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

北電情報システムサービスは、総合情報サービスを提供しているIT企業です。北陸電力グループの一員として、同グループのシステムに関する業務をメインに、北陸から関東・関西の一般企業にもサービスを提供しています。

私はシステム開発のメンバーの一員として働いており、現在は新規でシステム開発をするときの要件定義や概要設計などを主に担当しています。

いま手掛けている案件ではプロジェクトリーダーとして、リリースまで担当する予定になっています。

入社前のご経歴を教えてください。

富山市の出身で、大学進学で横浜に行きました。新卒で就職したのは、埼玉県に本社がある医薬品会社です。この会社は富山に工場があるので、地元に戻りたくなったら帰れるかなという期待もあり、選びました。

情報システム部に配属されたのですが、働いているうちにもう少しシステムを詳しくやりたいという気持ちになって、社会人5年目の時に都内のシステム会社に転職。そこからベンダー側の立場で仕事をしていました。

転職のきっかけは?

2020年に子どもが生まれて、「実家の近くで子育てをしながら仕事をしたい。いつか帰れたらいいな」と思っていたのですが、運良く夫が富山の希望先への転職が決まったので、Uターンすることにしました。

その頃、前職の会社はほぼリモートでの業務になっていたので、そのまま富山で仕事を続けられないか相談したのですが、遠距離すぎて難しいと言われたので、私も転職活動を始めました。

転職活動はどのように進めましたか?

夫の転職が正式に決まったのが2022年1月で、4月から勤務が始まるというスケジュールだったので、それに間に合うように1月末から転職支援会社を探し始め、大手、中堅、Uターンに特化したところの3社に登録しました。

Uターンに特化していたという理由で選んだのが、リージョナルキャリア富山(運営:株式会社エンリージョン)です。

最終的には大手会社とリージョナルキャリア富山から紹介いただいた企業を、並行して受けていきました。2月初旬に履歴書などを書いて、2月末から3月上旬にかけて面接を受けていった感じですね。

その間、リージョナルキャリア富山のコンサルタントの腰本さんが手厚くサポートしてくださいました。

転職活動を始めた時点では、システム業界に行くかどうかも迷っていたのですが、その迷いも親身になって聞いてもらえ、アドバイスもいただけたので気持ちも落ち着いて動きやすかったです。

また、富山に就職先は無いだろうと思っていたのですが、「全然そんなことないですよ」と候補の企業もたくさん用意してくれて、とても心強かったです。

今の会社に決めたポイントは?

今回の転職で一番重視したのは、育休明けで子どもがまだ小さいということもあったので、ワークライフバランスが取れること。休みがとりやすいかどうか、家から通いやすいか、リモートワークができるかを主に見ていきました。

2つ目のポイントとしては、今までずっとシステムエンジニアをやってきたので、その経験が生かせる職場がいいなと思っていました。

さらに、将来的なキャリアアップができるか、女性が活躍しているかどうか、という面も考えて探しました。

その結果、何社か内定をいただいたのですが、北電情報システムサービスが、一番印象が良かったので決めました。今いる部署に子育て中の女性が多いということも安心材料になりましたね。

故郷のまちという環境の中で、自分が安定した気持ちで過ごせている。

転職していかがですか?

入社1年目ということでまだ時短勤務などは無く、まず1年間フルタイム勤務なので、近くに両親が居てサポートしてくれることが、とても助かっています。週に2~3回くらいは親と顔を合わせることもあって、私が精神的に安定しているので、仕事と家事をうまく両立して過ごせていると感じています。

仕事内容も、自分が想像していたこととギャップも無く、お客様との調整やプロジェクト管理などやりたかったことをやらせてもらっているので、とても充実していますね。

入社してから新型コロナウイルスの濃厚接触者になったり、子どもの体調が悪いことがあったのですが、そういうときはリモートワークにさせてもらえるのもありがたいです。

あとは、以前は通勤時間が1時間半かかっていたのが、いまは家から自転車で10分なので、ストレスが少ない状態で日々生活できています。

職場の雰囲気もアットホームな感じで、小さいお子さんがいる方が急に休んで次に出勤すると、周りの皆が「大丈夫だった?」と声をかけたり、すごく温かいなと思います。

また、都内の会社は割と自分のペースで離席したりして自由な感じなのですが、現在は「仕事の時間はしっかりやる」という真面目さや責任感の強さを感じます。

転職して良かったと思うことは?

当初は、前職を続けられなくてやむなく転職を選んだ形でしたが、今となってはやっぱり人と顔を合わせて仕事をする方がいいなと実感しているので、転職して良かったなと思います。

困っていることや課題はありますか?

私は文系出身なのでプログラミングはあまりできないのですが、将来的に挑戦する機会も設けてもらえるなど、仕事が選べる環境なので、すごくありがたいなと感じています。

大学が教育学部で、一度は教師の道も考えたことも関係あるのか、OJTも好きなんです。私は人の成長に興味があり、成長したところを知れると嬉しいので、将来的には社内教育などにも携われたらいいなと思っています。

生活面での変化はありましたか?

実家によく遊びに行くのですが、子どもたちも嬉しそうなので、Uターンできて良かったと思いますね。休日は車で海に行ったりもします。

埼玉に居たときは難しかった、自然と触れ合う体験をさせてあげられているのが大きな変化ですし、そんな子どもの様子を見ている時が帰ってきて良かったなと感じる瞬間でもあります。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

転職に対して、何を一番大事にするかという軸を決めてやっていくと、動きやすいのではないかと思います。私の場合は、一度目の転職では仕事内容、今回の転職はワークライフバランスを重視して決めました。

特に女性は年齢や環境で優先度が変わってくると思うので、自分なりの優先度を決めていけばいいと思います。

最終的には入社してみないと分からないところはあると思うので、そこは仕方ないですが、とはいえ何事も無駄な経験はないと思っているので、「もしも何かあったらまた考えればいい」というくらいの気持ちの余裕を持ちながら活動していくのがおすすめかなと思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
腰本 延由

初回面談時から柔らかい雰囲気で、明るく、素直に気持ちを表現され、とても信頼できる方だなと思いました。仕事でも、メンバーの成長に関わることやチームワークを大切にされており、イキイキとお話される様子が印象的でした。

Uターン後もこれまで同様、やりがいをもって働けるポジションを紹介したいと考え、求人提案の際はキャリアはもちろん、子育てと両立できる環境かも重要なポイントとしました。

また企業から、子育て中の社員の方の働き方や、周囲のサポート体制など、子育てとの両立のしやすさをヒアリングして岡沢さんにお伝えすることで、子育てに理解があり、女性が多く活躍されている北電情報システムサービス社への入社となりました。
ぶ 
入社早々プロジェクトを担当してご活躍中で、また富山での生活も充実されている様子をうかがい、非常に嬉しく思っています。

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