富山県の特色
富山県の基本情報
面積
4,247.60k㎡
2026年3月公表/国土地理院
「全国都道府県市区町村別面積調」より
人口
997,000人
2025年4月公表/総務省
「人口推計/2025年10月1日現在人口」
人口密度
234.72人/k㎡
小数第三位以下四捨五入
富山県の紹介・特徴
日本列島のほぼ中央、日本海側に位置する富山県は、三方を北アルプス立山連峰をはじめとする山々に囲まれ、北側には富山湾が深く入り込む、地形的なまとまりのある地域です。
人の手がほとんど入っていない天然林が広く残り、植生自然度は本州でも最も高い水準にあるとされるなど、自然の豊かさが際立っています。四季の移ろいも明瞭で、多種多様な動植物に触れられる環境があります。
また、立山連峰を源とする豊富で良質な水は、飲料用に加え、水力発電、農業用水、工業用水など幅広く活用されており、県民生活や産業活動を支える基盤の一つとなっています。
北陸新幹線の開業以降、東京から最短2時間程度でアクセスできるようになり、豊かな自然や食に恵まれた地域として関心を集めています。
富山県の
産業・仕事について
産業構造
| 産業大分類 | 企業数(社) | 割合 |
|---|---|---|
| 卸売業、小売業 | 7,660 | 21.6% |
| 建設業 | 4,844 | 13.7% |
| 製造業 | 3,806 | 10.7% |
| 生活関連サービス業、娯楽業 | 3,503 | 9.9% |
| 宿泊業、飲食サービス業 | 3,457 | 9.8% |
| サービス業(他に分類されないもの) | 3,142 | 8.9% |
| 医療、福祉 | 2,546 | 7.2% |
| 不動産業、物品賃貸業 | 1,806 | 5.1% |
| 学術研究、専門・技術サービス業 | 1,613 | 4.6% |
| 教育、学習支援業 | 962 | 2.7% |
| 農業、林業 | 710 | 2.0% |
| 運輸業、郵便業 | 580 | 1.6% |
| 金融業、保険業 | 313 | 0.9% |
| 情報通信業 | 277 | 0.8% |
| 複合サービス事業 | 93 | 0.3% |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 43 | 0.1% |
| 漁業 | 38 | 0.1% |
| 鉱業、採石業、砂利採取業 | 28 | 0.1% |
| 合計 | 35,421 | 100.0% |
(総務省統計局「経済センサス」より)
産業の特徴
富山県は、北陸三県の中でも工業の集積が進んだ県として知られています。伝統的な「富山の薬売り」に由来する医薬品関連の製造業をはじめ、化学、金属、機械、エレクトロニクスなど、多様な分野のメーカーや専門商社が地域産業を支えています。
産業別構成比をみると、第一次産業は全国平均並みである一方、第二次産業は36.8%と全国平均(25.7%)を大きく上回っています。反対に、第三次産業は62.2%で、全国平均(73.4%)を下回っており、製造業の比重が高い産業構造がうかがえます。
また、富山県の令和4年度の県内総生産(名目)は約4兆9千億円、一人当たり県民所得は334万7千円で全国9位と、比較的高い水準にあります。県の統計では、労働生産性の高い製造業の構成比が高いことが、その背景の一つとして示されています。
※参照:内閣府「県民経済計算(2022年度値)」、富山県「目でみる富山の統計」
有効求人倍率・平均年収
| 有効求人倍率 (2026年2月/厚生労働省 「一般職業紹介状況」より) |
1.47倍 |
|---|---|
| 平均年収(男女計) (2026年3月公表/厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より ※諸手当を含む総支給額) |
32歳/451.1万円 |
| 37歳/502.0万円 | |
| 42歳/514.2万円 | |
| 47歳/536.0万円 |
上場企業一覧(証券コード順)
| 社名 | 本社所在地 | 業種 | 市場 |
|---|---|---|---|
北陸電気工事株式会社 |
富山県富山市 |
建設業 |
プライム |
株式会社MERF |
富山県射水市 |
卸売業 |
スタンダード |
日本製麻株式会社 |
富山県砺波市 |
卸売業 |
スタンダード |
川田テクノロジーズ株式会社 |
富山県南砺市 |
金属製品 |
プライム |
朝日印刷株式会社 |
富山県富山市 |
パルプ・紙 |
スタンダード |
株式会社タカギセイコー |
富山県高岡市 |
化学 |
スタンダード |
日医工株式会社 |
富山県富山市 |
医薬品 |
プライム |
ダイト株式会社 |
富山県富山市 |
医薬品 |
プライム |
エヌアイシ・オートテック株式会社 |
富山県富山市 |
非鉄金属 |
スタンダード |
株式会社CKサンエツ |
富山県高岡市 |
非鉄金属 |
プライム |
三協立山株式会社 |
富山県高岡市 |
金属製品 |
プライム |
株式会社シキノハイテック |
富山県魚津市 |
電気機器 |
スタンダード |
コーセル株式会社 |
富山県富山市 |
電気機器 |
プライム |
株式会社日本抵抗器製作所 |
富山県南砺市 |
電気機器 |
スタンダード |
北陸電気工業株式会社 |
富山県富山市 |
電気機器 |
プライム |
株式会社富山第一銀行 |
富山県富山市 |
銀行業 |
プライム |
田中精密工業株式会社 |
富山県富山市 |
輸送用機器 |
スタンダード |
アルビス株式会社 |
富山県射水市 |
小売業 |
プライム |
三光合成株式会社 |
富山県南砺市 |
化学 |
プライム |
大建工業株式会社 |
富山県南砺市 |
その他製品 |
プライム |
株式会社ゴールドウイン |
富山県小矢部市 |
繊維製品 |
プライム |
株式会社富山銀行 |
富山県高岡市 |
銀行業 |
スタンダード |
株式会社ほくほくフィナンシャルグループ |
富山県富山市 |
銀行業 |
プライム |
伏木海陸運送株式会社 |
富山県高岡市 |
倉庫・運輸関連業 |
スタンダード |
株式会社アイドママーケティングコミュニケーション |
富山県富山市 |
情報・通信業 |
スタンダード |
北陸電力株式会社 |
富山県富山市 |
電気・ガス業 |
プライム |
※複数の市場に上場の場合、代表的な市場のみを記載しております。また、更新日によって、最新状況と異なる場合がございます。
転職市況サマリー
富山県は、医薬品、金属機械、化学、繊維、ITなど多様な産業が集積しており、技術力やデザイン力を強みに持つ企業や、特定分野で高いシェアを持つ企業も多くみられます。
ものづくり産業の厚みは日本海側でも際立っており、正規雇用者の割合は70.2%と全国平均(66.0%)を上回る水準です(総務省「令和2年国勢調査」より)。半導体やEV関連など業績が堅調な企業を中心に、エンジニア職や管理部門で採用が続いています。
また、中小のオーナー企業では、事業承継や世代交代のタイミングで幹部人材を迎え入れる動きもみられます。首都圏などで経験を積んだハイキャリア人材に期待を寄せる企業も少なくありません。
※参照:総務省「令和2年国勢調査」
富山県の暮らしについて
家賃相場(月平均/円)
| 20~39㎡ | 41,276 |
|---|---|
| 40~59㎡ | 47,392 |
| 60~79㎡ | 55,032 |
| 80~99㎡ | 56,727 |
(2024年9月公表/総務省「令和5年住宅・土地統計調査」より算出)
地価(坪単価平均/円)
| 1 | 富山市 | 237,409 |
|---|---|---|
| 2 | 高岡市 | 137,587 |
| 3 | 魚津市 | 130,383 |
| 4 | 砺波市 | 119,760 |
| 5 | 黒部市 | 108,158 |
(2026年3月公表/国土交通省「地価公示」より各地区全地点の平均値を算出)
ライフスタイル
富山県は、生活環境の整った地域として知られています。地震の発生や台風の襲来も少なく、豪雪地帯ではあるものの平野部では降雪が比較的少ない地域もあります。市街地では融雪装置も整備されており、冬場の暮らしやすさを支えています。
火災が少ない県としても知られ、消防庁の統計では、富山県における令和6年の出火率(人口1万人あたり)は1.88で、1991年(平成3年)以来34年連続で全国最小となっています。
物価や地価が比較的抑えられていることから、平成30年の持ち家比率は74.9%で全国3位、1住宅あたりの延べ面積は138.77平方メートルで全国1位となっており、住まいにゆとりを持ちやすい地域です。1世帯あたりの乗用自家用車保有台数も多く、日常生活では車が重要な移動手段となっています。
また、豊かな自然に囲まれた富山県は、海と山の幸の両方に恵まれています。特に、漁場から港までの距離が近い富山湾は「天然のいけす」とも呼ばれ、新鮮な海産物を身近に味わえる点も魅力の一つです。
※参照:総務省消防庁「令和6年消防統計(火災統計)」、総務省「平成30年住宅・土地統計調査」、一般財団法人自動車検査登録情報協会「自家用乗用車の世帯普及台数」
通勤方法・時間
富山県では自家用車での通勤が一般的で、所要時間は平均30~50分程度です。事業所に駐車場が整備されているケースも多い一方で、渋滞や事故のリスクが課題となっており、行政は公共交通の整備にも力を入れています。
富山市では2006年にLRT(次世代型路面電車)が導入され、富山駅~南富山間では日中3~5分間隔で運行されています。こうした利便性の向上により、公共交通の利用も広がっています。
自治体による暮らしの支援
富山県および各市町村では、住宅取得支援をはじめ、移住・定住を後押しするさまざまな制度が用意されています。
たとえば、富山市の「まちなか住宅取得支援事業」では、まちなか居住の要件を満たす場合、住宅ローン借入額の3%(上限50万円)の補助を受けることができます。
そのほか、富山県移住・定住促進サイト『くらしたい国、富山』には、移住に関する情報や各自治体の支援制度が掲載されています。
詳細は『くらしたい国、富山』や各自治体の公式サイトなどをご確認ください。
富山県の子育て・教育について
幼稚園・保育所数
| 国公立 | 私立 | |
|---|---|---|
| 幼稚園 | 7 | 17 |
| 幼保連携型認定こども園 | 12 | 125 |
(2025年12月公表/文部科学省「学校基本調査」より)
| 国公立 | 私立 | |
|---|---|---|
| 保育所 | 97 | 53 |
| 保育所型認定こども園 | 1 | 9 |
(2025年12月公表/厚生労働省「社会福祉施設等調査」より)
子育てのしやすさ
富山県では、子育て世帯が暮らしやすい環境づくりが進んでいます。
ほぼすべての市町村で保育園の待機児童がゼロとされ、延長保育や病児保育に対応した施設も多くあります。また、就学後も学童保育や児童クラブが充実しています。
こうした体制が整っていることから、仕事と子育てを両立しやすい地域といえます。
※参照:厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめ」
学校数
| 国公立 | 私立 | |
|---|---|---|
| 小学校 | 171 | 1 |
| 中学校 | 74 | 1 |
| 高校(通信教育を含む) | 39 | 10 |
| 大学 | 2 | 3 |
(2025年12月公表/文部科学省「学校基本調査」より)
教育環境
富山県は、教育水準の高い県の一つとして知られており、全国学力調査でも上位に入る年が続いています。
高校進学率は全国でも高い水準にあり、小学校から高校まで、公立校を中心に安定した教育環境が整っています。難関大学への合格者を継続的に出す公立進学校も多くみられます。
県内には富山大学をはじめ5つの大学がありますが、進学先として関西圏・首都圏を選ぶ人が6~8割を占め、多くが県外の大学に進学しています。
基礎学力の定着から進路指導まで切れ目なく支える体制があり、学校教育を重視する地域性もうかがえます。
※参照:富山県HP、富山県『くらしたい国、富山』
自治体による子育て・教育の支援
県内の各市町村では、保育料軽減、こども医療費助成、不妊治療支援、ひとり親家庭支援、奨学金支援など、子育て世帯を支えるさまざまな施策が用意されており、移住者も利用できます。
例えば医療費支援では、すべての自治体で所得制限のない子ども医療費助成制度が導入されています(詳細は自治体によって異なります)。
また、保育料の軽減策も進められており、第2子または第3子の無償化を実施している自治体もみられます。
※参照:富山県『子育てネッ!とやま』
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